日本で「投資」と言えば「株」を考えてしまう人が多いですが、アメリカで「投資」と言えば「土地」と「不動産」を株より先に考える人が多いかもしれません。その理由はアメリカで不動産マーケットに投資する機会が多くて成功例が山程あります。ただし、土地と不動産の価格評価の仕方や運用の仕方も異なることもありますが、アメリカでも日本でも投資運用としての不動産の買収に強いメリットが共通です。
- 不動産が文字通り「不動」です。大した天災でない限り土地はそのまま、建設物がしっかりしていれば被害を受けても修理すれば良い(保険を適切に入っていれば修理費の負担も無し)、何があろうと土地の場所が存在し権利が有効である限り自分の資産です。
- 不動産[土地]は権利を買うものです。よって、その不動産を[法律の定義内に]好きな方法で活用出来る現実的な物[場所]であります。不動産程自由な権利が付く投資が他にありません。
- 株と違って変動が読めます。株であれば会社の内部の動きが株価に影響します。この内部の動きが把握出来れば先が読めますが、それで株を売ったり買ったりすると「インサイダー取引」になってしまいます! しかし、不動産の場合は廻りの環境が不動産の価値に影響して、その廻りの環境の変化を見ながら投資物件を管理する訳です。例えば、近くに大学のキャンパスが数年後に建設されるとしたら今から学生向けの1DKアパートやちょっとした勉強とくつろぎが出来るカフェー/スナックを作ったり、複合店舗を持っていればファストフードや雑貨のテナントを募集するなど、その一点の環境の変化に合わせれば株より確かな投資運用が出来ます。逆の例として、廻りの環境が悪化して行くのが見えれば手を引くタイミングが見えますが、株の場合なら悪い決算報告の直後の急落が先に見えずあっという間にロスを食らってしまうことになったりします。
- 使えない/運用出来ない不動産が[ほぼ]ありません。どんだけリモートな土地でも、どんだけボロボロなビルでも、何らかの用途と活用方法があるでしょう。
- 不動産は相続にもっとも良い投資です。投資物件を問わず相続される時に評価額で相続税が計算されるが、評価額が売値を上回ることが少ないので、相続人がお金に困ったら売れば良くて、現金の相続よりお金になると考えて良いでしょう。また、投資物件の場合は相続される時に相続税の軽滅措置があり、収入を生み続けている物件がそのまま手に入るだけでなく相続税が他よりかかりません。※相続税や不動産の相続の仕組みやその他の税金に関する質問は弊社ではなく、会計士にご相談下さい。
- 投資物件でも、自分が使える小さな場所でも作れば複数の場所に居られます。例えばアパートビルなら一部屋を自分用に保持することが出来ます。事務所や店舗なら裏に個室を確保して自分の立ち寄りの事務スペースに出来ます。もっと現代的な話、各物件にセキュリティとリモート監視システムを設置するならハブとサーバーを置く場所が必要でネット回線も引くことになるので、自分用に確保するスペースがどっちにしろ必要になる可能性があります。